注文住宅の耐用年数について
注文住宅の耐用年数とは、どのぐらいなのでしょうか。
住宅の場合は、法定で決められたものがあって、これは日本の固定資産税評価による償却期間のことになります。
実際にその家を使用した年月日を示すものではなく、税法上の年数になっています。
この場合、住宅の種類によって異なっています。
木造住宅なら20年から22年、鉄骨造なら19年から34年、鉄筋コンクリート造なら47年経過すると建物の価値はゼロになります。
一般的には、この法定で決められているものが住宅の寿命になっています。
実際には、日本の住宅の寿命は、壊された住宅の平均築後年数で国ごとに比較していくと、日本は30年、アメリカは55年、イギリス77年となっています。
これは、住宅の平均築年数なので実際にはもう少し長くなりますが、それでもアメリカやイギリスと比べるとかなり短いです。
その理由には、戦後に大量に建築された住宅の質(広さや設備)がよくなくて、現在では不便で取り壊す場合や法定で年数が定められているので、資産価値がなくなると判断して、古くなると壊して新しく建築する傾向があるといえます。
欧米では、住宅の手入れをして長持ちさせるという意識が強いですが、日本では根付いていないといえます。